野良猫を愛した父4

IMG_2545居間を片付けるとさらに奥へ

まず台所。台所はある程度足の踏み場もあったので、段取り通りに進めます。

7~8割型終わったところで、さらに奥の部屋へ。

 

ここが問題の部屋でした。

 

部屋が天井まで荷物であふれていて、さらに荷物の大半が「猫の空き缶」です。

 

もともと子供部屋の様な部屋でした。

 

おそらく子供が独立して家を出て行ったあとに、トイレが有る奥の部屋へどんどんと猫の空き缶を投げ捨てていたのだと思います。

 

そして空き缶を投げ捨てることもできなくなって、そとにあふれていしまっていたのだと思います。

 

 

 

 

やはり何日も通っている現場だと、作業員の中には猫が好きな人間もいますので、情が移ってしまいます。餌を買ってきて、通っている間だけでもあげようということになったようでした。しかしあとはもう野良猫になってもらうしか出来ません。

 

 

 

この現場が終わった数年後、近くで別の現場があったため懐かしいなと思いながら当時の現場に寄ってみました。

 

しかしそこはもう某リサイクル施設になっていました。

現場の近くだったために、そのリサイクル施設で鉄のスクラップを降ろさせてもらうことにしました。そこは個人で経営しているような感じでしたので、事務所ですこしだけお話をしていたら、

なんと猫がいました!

 

確信はありませんが、毛並みなども似ていたのでおそらくその猫か猫の子供なのかなと思います。たくましくあのあと野良猫から飼猫になってくれたんだんだなと思うと、いろいろな偶然の結びつきを感じてしまいました。

 

 

 

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野良猫を愛した父2

ihinあとで考えると格安の料金だったなと思います。

なんせすべての荷物が確認できない以上、これぐらいの日数でできるなというおおよその計算で見積もり時の日数が3日でした。

実際に掛った日数は6日間。

 

倍です・・・

 

単純に計算上の人件費が倍かかったということなので、考えていいた経費が相当かかってしまい赤字ではないですが、あまり利益が残らないような状態です。

 

でも今考えてみると、こういう経験があったから見積もりを取るときに見なければいけないポイントがわかった気がします。特にこういう特殊な現場は。

 

 

話を戻しますけど、お客さんは是非お願いしますということでお金はなんとかしますので、はやく何として欲しいという切羽詰まった状況でも有りました。

 

詳しく聞いてみると・・・

父がこの家で一人で暮らしていた。

子供の自分たちは10年以上帰って来ていなかったが、自分はここ数ヶ月前に久々に顔を出していた。

顔を出してみたら家の状況にびっくりしている。

さらに数日前に父が家で倒れていた。たまたま顔を出した日だったから病院に運ぶことが出来た。1日でも遅かったらおそらく亡くなっていたとのこと。

これを機会に退院したら自分の家で一緒に暮らそうと思う。最後の親孝行がしたいということです。

 

 

続きます。

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