野良猫を愛した父2

ihinあとで考えると格安の料金だったなと思います。

なんせすべての荷物が確認できない以上、これぐらいの日数でできるなというおおよその計算で見積もり時の日数が3日でした。

実際に掛った日数は6日間。

 

倍です・・・

 

単純に計算上の人件費が倍かかったということなので、考えていいた経費が相当かかってしまい赤字ではないですが、あまり利益が残らないような状態です。

 

でも今考えてみると、こういう経験があったから見積もりを取るときに見なければいけないポイントがわかった気がします。特にこういう特殊な現場は。

 

 

話を戻しますけど、お客さんは是非お願いしますということでお金はなんとかしますので、はやく何として欲しいという切羽詰まった状況でも有りました。

 

詳しく聞いてみると・・・

父がこの家で一人で暮らしていた。

子供の自分たちは10年以上帰って来ていなかったが、自分はここ数ヶ月前に久々に顔を出していた。

顔を出してみたら家の状況にびっくりしている。

さらに数日前に父が家で倒れていた。たまたま顔を出した日だったから病院に運ぶことが出来た。1日でも遅かったらおそらく亡くなっていたとのこと。

これを機会に退院したら自分の家で一緒に暮らそうと思う。最後の親孝行がしたいということです。

 

 

続きます。

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野良猫を愛した父

IMG_2543ある暑い夏のこと

いつものように遺品整理のお問い合わせから現場確認に向かいました。

お客さんからは結構すごいことになっていますとのこと。経験上お客さんから言ってくるということは「相当だな・・・」と思っていました。

そこは地図には載っていませんでした。そのため現地近くについてお客さんと連絡を取りました。

グーグルマップで出てくる場所から、もう少し奥にある場所が現地です。

家の外観は平屋のバラという感じです。

家に入る前から中から荷物が溢れているのがわかります。家に入る手前の部屋は猫缶のようなものがあふれています。

 

 

 

家の中に入らせてもらうと、荷物でぎっしりです。おそらく生活していたと思われる場所でも相当の荷物でした。

 

家具の中もぎっしり。当時経験していた現場で1番の荷物の量だったと思います。

 

 

中を完全に確認することが出来ませんでした。

 

1番奥の部屋へ入るには大人が一人入るのにぎりぎりの空間があり(トンネルのような)そこを通らなければ見ることは出来ません。

 

その場所は、最初に書いた猫缶があふれていた部屋です。

 

 

およそ190cmぐらいの高さの天井の部屋です。

 

天井ギリギリまでぎっしり荷物が詰まっています。

 

 

全て確認することが出来ない以上、ある程度の立米計算をして見積書を提出。お客さんは納得していただき、依頼をもらうことが出来ました。

 

続きます。

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